年末はただでさえ忙しいですよね。
年内に済ませたい仕事を片付けながら、大掃除、最近は少なくなったかもしれませんが年賀状の準備、等々。

出費もかさみます。
忘年会にクリスマス、おせちの準備...。年末年始のレジャーやお正月の出費。
ボーナスがあったとしても、使いすぎないようにしたいものですよね。

そこへ「お得だからやらなきゃ」と加わるのがふるさと納税です。
慣れた方だと制度の利用自体は苦ではないかもしれませんが、いざやろうとすると去年の記憶はすっかりなくなり、
「何からやるんだっけ？」「ワンストップ納税ってなんだっけ？」と毎回わちゃわちゃしちゃう、なんて方も多いのではないでしょうか。
そして、いくらお得と言われても、あくまで寄付なので申込時にはまとまった寄付金が必要です。
年末にまとめて寄付するとなると、人によってはなかなかの金額になります。
ここでは詳しく触れませんが、ふるさと納税は一見お得度を実感しにくい制度ですので、
「お得っていうけど結構な出費で結局お得なのかもよくわからない」と、今年は寄付するのをやめた、なんて方もいらっしゃるかもしれません。

「ふるさと納税は年末にやるもの」ではありません。
賢い人は年間を通して計画的に利用しています。

1年間に何度かに分けて寄付するメリットは、
●支出のコントロールができる
年末に高額出費が重ならないよう分散
●余裕を持って準備できる
年末のタスクはなるべく軽減
●人気品やお得品が揃っている
年末には売切れになっている人気返礼品も多くあり

正確な年収は12月にならないとわかりませんが、それまではかたい線で寄付しておけばよいのです。
※少な目の年収想定がベターです。
そして12月、源泉徴収票を入手してから最終調整で残りの枠いっぱい分を寄付すればOK。
※注意点等はここでは割愛します。

つまり還元率が下がるということですので、今までと同じ返礼品を手に入れたい場合、
・寄付金額が上がる
・返礼品の量が減る
・返礼品の質が低下する
などが考えられます。

ふるさと納税はそもそもの制度意義等、根本的な見直しも必要だとの声も年々高まっていますので、ルール改悪は致し方なし。今後もよくなることはないだろうな～と思いますが、せっかくなら今年は9月までに済ませるのがおすすめです（残りの枠分は12月に調整）。

ふるさと納税というと「贅沢品」のイメージが強いかもしれませんが、日常的に必要となる食品（お米やお酒など）や、日用品（トイレットペーパーや洗剤など）をふるさと納税で賄うのも一つの手です。
年末まで（今年は9月まで）は返礼品を日常品で探し、年末の調整分は贅沢品にする、というのもおすすめです。
ふるさと納税で日常品の一部を賄えれば、結果的に家計軽減にも繋がります。