
FPオフィス ながのココカラ 栗原です。
マイホーム計画に欠かせないのが住宅ローン選び。
でもいざ選ぶとなると、種類が多くてどれを選ぶべきかわかない!とお考えの方が多いのではないでしょうか。
「いろいろ調べてみたけど調べれば調べるほどわからない」
「何がわからないのかもわからない」
そんな方も多いかもしれません。
ここではシンプルに、根本的な考え方をお伝えしていこうと思います。
住宅ローン金利の種類は、大きく分けて「変動」と「固定」の2種類
種類が多くてどれを選ぶべきかわかない
確かに名称も様々でよくわからないかもしれませんが、金利の種類は大きく分けて「変動」か「固定」、この2つです!
〝固定金利選択型〟という固定金利と変動金利を併せたようなものがありますが、これは一定期間のみ固定金利、というもので、期間終了後は変動金利または固定金利を選択するというもの。
一見固定金利の一種のように見えますが、期間終了後の金利は仮に固定金利を選択したとしても現在から見れば変動しているわけですから、これも変動金利の一種、ということができます。
住宅ローンの選択は、「変動金利」か「固定金利」、どちらを選ぶか、というところから始まります。
確かに名称も様々でよくわからないかもしれませんが、金利の種類は大きく分けて「変動」か「固定」、この2つです!
〝固定金利選択型〟という固定金利と変動金利を併せたようなものがありますが、これは一定期間のみ固定金利、というもので、期間終了後は変動金利または固定金利を選択するというもの。
一見固定金利の一種のように見えますが、期間終了後の金利は仮に固定金利を選択したとしても現在から見れば変動しているわけですから、これも変動金利の一種、ということができます。
住宅ローンの選択は、「変動金利」か「固定金利」、どちらを選ぶか、というところから始まります。
変動金利、固定金利、どちらを選ぶべき?

ではどちらの金利タイプを選択すべきなのか。
一般的には、金利が高い時には変動金利、金利が低い時には固定金利を選ぶというのがセオリーです。
なら今はどちらですか?
今は〝超〟が付く低金利時代ですよね。
ということは、固定金利を選択するのがセオリーということになります。
金利が高い時に固定金利にしてしまうと、将来金利が低くなった時に高い金利のまま〝固定〟されてしまいます。
一方、金利が低い時に固定金利にしておくと、将来金利が上がっても自分たちが借りているローンの金利が上がることはありません。
なら、今は固定金利ですね!
ですが、実際は…!?
一般的には、金利が高い時には変動金利、金利が低い時には固定金利を選ぶというのがセオリーです。
なら今はどちらですか?
今は〝超〟が付く低金利時代ですよね。
ということは、固定金利を選択するのがセオリーということになります。
金利が高い時に固定金利にしてしまうと、将来金利が低くなった時に高い金利のまま〝固定〟されてしまいます。
一方、金利が低い時に固定金利にしておくと、将来金利が上がっても自分たちが借りているローンの金利が上がることはありません。
なら、今は固定金利ですね!
ですが、実際は…!?
金利タイプの利用実態

2018年度、60%以上の人が変動金利を選択しています。
固定期間選択型も含めると、80%以上の人が変動型を選択していることになります。
なぜでしょう…。
固定期間選択型も含めると、80%以上の人が変動型を選択していることになります。
なぜでしょう…。
多くの人が変動金利を選ぶ訳

本来低金利時代には固定金利を選択するのがセオリーなのに、60%以上の人が変動金利を選択しているのはなぜでしょう。
それはズバリ、〝勧められたから〟です。
誰から?
住宅メーカーから。銀行から。既に住宅を取得している(住宅ローンを利用している人)から。
ではなぜ変動金利を勧めるのでしょう。
既に住宅を取得している友人・知人は、自分たちも変動金利を選択しているからでしょう。その人たちも、住宅メーカーや銀行から勧められたのかもしれません。
低金利時代には固定金利を選択するのがセオリーでしたよね。
なのに変動金利を勧めるのは、住宅メーカーや銀行にとって都合がいいからです。
それはズバリ、〝勧められたから〟です。
誰から?
住宅メーカーから。銀行から。既に住宅を取得している(住宅ローンを利用している人)から。
ではなぜ変動金利を勧めるのでしょう。
既に住宅を取得している友人・知人は、自分たちも変動金利を選択しているからでしょう。その人たちも、住宅メーカーや銀行から勧められたのかもしれません。
低金利時代には固定金利を選択するのがセオリーでしたよね。
なのに変動金利を勧めるのは、住宅メーカーや銀行にとって都合がいいからです。
住宅メーカーが変動金利を勧める訳
住宅メーカーは家を売るのが仕事です。
変動金利で勧める方が、家を売りやすいのです。
「家賃と変わらない金額でマイホームが手に入りますよ」なんてセリフはよく聞くフレーズではないでしょうか。
金利が低いということは、月の返済額も少なく済みます。ただし、金利が上がらなければ、ですけどね。
それから金利が低いということは、借入可能額も多くなる=より高額な住宅が販売できる、という点でも都合がよいと考える住宅メーカーさんもあるかもしれません。
もちろん全ての住宅メーカーさんがそうだということではありません。
そういう視点での見極めも大事なポイントになってくるかもしれません。
変動金利で勧める方が、家を売りやすいのです。
「家賃と変わらない金額でマイホームが手に入りますよ」なんてセリフはよく聞くフレーズではないでしょうか。
金利が低いということは、月の返済額も少なく済みます。ただし、金利が上がらなければ、ですけどね。
それから金利が低いということは、借入可能額も多くなる=より高額な住宅が販売できる、という点でも都合がよいと考える住宅メーカーさんもあるかもしれません。
もちろん全ての住宅メーカーさんがそうだということではありません。
そういう視点での見極めも大事なポイントになってくるかもしれません。
銀行が変動金利を勧める訳
銀行はどうでしょう。
銀行はお金を貸すのが仕事です。
先程と同じ理由で、金利が低ければより高額な融資が可能となります。
また、金利が低い時に銀行は固定金利を売りたがりません。なぜなら、将来金利が上昇した時金利の負担は銀行が負わなければならないからです。
変動金利にしておけば、リスクの負担は借主に転嫁できます。
銀行はお金を貸すのが仕事です。
先程と同じ理由で、金利が低ければより高額な融資が可能となります。
また、金利が低い時に銀行は固定金利を売りたがりません。なぜなら、将来金利が上昇した時金利の負担は銀行が負わなければならないからです。
変動金利にしておけば、リスクの負担は借主に転嫁できます。
借主にとっても変動金利は都合がよい!?
そして、低金利時代の変動金利は一見借主にも都合がよいのです。
例えば変動金利で月の返済額65,000円、固定金利で75,000円と示された場合、後者だと厳しいけど前者だと家賃と変わらないから返していけるかも!と思ってしまいませんか?
ただし、金利が上昇しなければ、ですが。
〝まあそうそう金利なんて上がらないでしょう〟くらいの感覚でしょうか。
この点については別の機会に考察してみたいと思います。
例えば変動金利で月の返済額65,000円、固定金利で75,000円と示された場合、後者だと厳しいけど前者だと家賃と変わらないから返していけるかも!と思ってしまいませんか?
ただし、金利が上昇しなければ、ですが。
〝まあそうそう金利なんて上がらないでしょう〟くらいの感覚でしょうか。
この点については別の機会に考察してみたいと思います。
金利タイプ選択の根拠は?

あなたが今、変動金利を選択しようとしている根拠、固定金利を選択しようとしている根拠はなんですか?
変動金利を選択しようとしている根拠
・ハウスメーカーの営業の方に勧められたから
・周囲も皆変動金利だから
・資金計画で月々このくらいの返済額なら返していけると思ったから
・低金利が魅力だから
・当分金利上昇はないと思うから
・全期間優遇金利があるから金利が上がっても影響は少ないから
・金利が上がってきたら固定金利に見直せばいいから
固定金利を選択しようとしている根拠
・ハウスメーカーの営業の方や親に勧められたから
・金利が変わらないのは安心だから
・低金利が魅力だから
・将来金利が上がるかもしれないから
・返済計画が立てやすいから
こんなところでしょうか?
もし変動金利を選択しようとしている根拠が上記の理由のみである方は、考えが浅いのではないかと心配します。
変動金利には固定金利にはない複雑なルールや注意点が潜んでいるからです。
そして、驚くことにルールや注意点を理解しないまま選択している人が多く存在します。
ドキっとした方は次回、「知らないと怖い変動金利の落とし穴」をご覧ください。
変動金利を選択しようとしている根拠
・ハウスメーカーの営業の方に勧められたから
・周囲も皆変動金利だから
・資金計画で月々このくらいの返済額なら返していけると思ったから
・低金利が魅力だから
・当分金利上昇はないと思うから
・全期間優遇金利があるから金利が上がっても影響は少ないから
・金利が上がってきたら固定金利に見直せばいいから
固定金利を選択しようとしている根拠
・ハウスメーカーの営業の方や親に勧められたから
・金利が変わらないのは安心だから
・低金利が魅力だから
・将来金利が上がるかもしれないから
・返済計画が立てやすいから
こんなところでしょうか?
もし変動金利を選択しようとしている根拠が上記の理由のみである方は、考えが浅いのではないかと心配します。
変動金利には固定金利にはない複雑なルールや注意点が潜んでいるからです。
そして、驚くことにルールや注意点を理解しないまま選択している人が多く存在します。
ドキっとした方は次回、「知らないと怖い変動金利の落とし穴」をご覧ください。